2011/10/02

秋かな


風に吹かれても、
立派にシャンって立ってるから、
とても魅力的で、


触れてみたかったけど、
どれだけ優しく触れてみても、
どれだけ愛おしく触れてみても、
すぐに壊れてしまいそうだったから、


怖くて触れることができなかった。

見てることしかできなかった。









ここに三日月がいた。


それは
とても静かに、
とても優しく、
とても美しく、
とても弱そうで、
けれど、その力強さは底知れず。


それはそれはひっそりと、

決して自己主張はしないのだけれど、
その存在は確かなもので、
静かに見守るその力強さは、
とても神秘的で、
とても魅力的。



自分からは光を放つことはできないけれど、
内に秘めたその芯の強さが、
他のだれかから光を集め。

他のだれかから自分に放たれたその光で、
また別の誰かを照らす。




なんて素敵なんだろう。

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