秋かな
風に吹かれても、
立派にシャンって立ってるから、
とても魅力的で、
触れてみたかったけど、
どれだけ優しく触れてみても、
どれだけ愛おしく触れてみても、
すぐに壊れてしまいそうだったから、
怖くて触れることができなかった。
見てることしかできなかった。
ここに三日月がいた。
それは
とても静かに、
とても優しく、
とても美しく、
とても弱そうで、
けれど、その力強さは底知れず。
それはそれはひっそりと、
決して自己主張はしないのだけれど、
その存在は確かなもので、
静かに見守るその力強さは、
とても神秘的で、
とても魅力的。
自分からは光を放つことはできないけれど、
内に秘めたその芯の強さが、
他のだれかから光を集め。
他のだれかから自分に放たれたその光で、
また別の誰かを照らす。
なんて素敵なんだろう。
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